アニータ・ムアジャーニさんの喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと
臨死体験のノンフィクションの本、アニータ・ムアジャーニさんの 「喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと」を読みました。
前半はアニータさんのこれまでの人生、後半が臨死体験についての話が書かれてあります。
スピリチュアル本を書いてる有名なウエン・W・ダイアー博士が前書きを書いています。
愛する家族や医師に見守られながら、アニータは深い昏睡状態にあり、死を迎えようとしていました。しかし、その悲観的な予想を覆して、再びがんに蝕まれた体へと戻るチャンスを与えられ、無条件の AI による素晴らしいヒーリングを体験したのです。
肉体の世界、物質世界を越えた向こう側の世界がどのようなものになっているか、アニータさんの体験を通して感じられるような本になっています。
アニータさんは臨死体験をした後、急速に全身の癌が消えていったり、その体験談を伝えるために有名な出版社さんからオファーが来るというシンクロニシティが起きたり、様々な奇跡体験が起きています。
とても感動しましたが、言葉で伝えるのはなかなか難しいですね。
亡くなった人は、一つの世界へ移動しただけ、幸せになっている
特に印象的だった文章は
亡くなった人は、一つの世界へ移動しただけ、幸せになっている
というところでした。
私の同級生や知り合いで、若くして亡くなった人達がいます。
中学の同級生でも亡くなった人がいるし、高校時代仲良かった人も若くしてなくなりました。
そんな彼らの事を思い出しました。
彼らの笑顔がはっきりと思いだされ、すぐそばにいるような気持ちになりました。
もう亡くなっている祖母や祖父のこと、親戚のおじさんおばさんたちのことも思い出しました。
彼らの魂がすぐそばにあるような気持ちになりました。
この本を読んだことで、死後の世界は怖いものではなく、肉体が亡くなっただけで、少し違う次元の世界に行くだけだと感じました。
悟りにも繋がる、引き寄せで現象化させるヒントになる
悟りや、引き寄せで現象化させるヒントになる事も、いくつか書かれてあります。
拡大した、偉大な本質が本当の自分。私という存在の真実
全員がつながっている。私たちは一つであり、一人一人が集合敵全体に影響を与えている。
すべての瞬間に無限の可能性が秘められていて、その時々私がいる場所は、自分の人生のあらゆる決断や選択や考えが結実したもの。
ありのままの自分でいる事、存在しているだけでいい
自分から追い求める必要はなく、 実現するかを考える必要もない。自然の展開に任せていれば良い。ありのままの自分でいることだけ。全ての年月において自分に必要だったのは、 ただありのままの自分でいることだった。
自分達はいつも、何かを追い求めたり、違う自分になろうと頑張ったりしています。
けしてそれも悪いことではないですが。
アニータさんによると、必要なのは「ただありのままの自分でいること」だけとのことです。
ただありのままの自分でいる、それこそが愛であり、本質は誰もが純粋な愛だとのこと。
「ありのままの」と言葉が入った歌がヒットしましたが、何もしなくても、頑張らなくても、ありのままの自分でいることだけ。
自分が喜ぶような事をしていけば、自然な流れにのれるし、求める形にもなるのかなと感じました。
自分が亡くなった世界のことも想像しました.
自分の家に自分がいなくなって、家族もいなくなって家だけがあるところ。
自分は宇宙全体一つとなって、家だけがあるところを遠くから見ている感じ。
そこは誰もいなく寂しいけど、思い出だけがある。
自分が死んだ世界の事を想像した時、今こうやって生きていることが、すごく素晴らしく尊いことだなと感極まりました。
この本を読んだ後、世界がキラキラと輝いて見えるようにもなりました。
喜びに意識を向ける事で、日常で喜びが増えていきます。
色々なインスピレーションを受ける、人生観が変わる本です。
興味ある方は是非読んでみてください。