このサイトは、HNで書いていますが、リアルの知人や仕事のお客さんなどにも教えています。
自分の体験や学んできた事など、その人が読んで役に立つことを本気で書いています。
成功本や引き寄せの本もたくさん読んできていますが、その中でも特に良かった本を選んで紹介しています。
上位1%の成功者が独占する願望達成法 林 貞年 を読みました
以前に買った本ですが、「上位1%の成功者が独占する願望達成法」を久しぶりに読みました。
催眠療法に関する本を数冊出している、催眠療法士の方です。
成功するために潜在意識を活用すること、暗示の力、 イメージの力など、他の潜在意識や引き寄せの法則の本と似ているようで、少し違った観点が書かれています。
上位1%の成功者が独占する願望達成法 よりこの本で述べる願望達成法は、極めて現実的で確実な方法です。
貧乏な人も不幸な人もある種の病気なのです。
病気としてとりかからない限り、貧乏も不幸も治りません。しかし、病気として取り組めばたちまち変化が起こります。
「お金持ちになりたい」「成功者になりたい」
こんなふうに意識が願っていても、潜在意識が「私には無理だ」と思っていたら、お金持ちにも成功者にもなれないのです。「俺は生まれつきお金に縁がない」「人生は思い通りにならない」
こういった思いが、潜在意識の中にある人は、その通りになってしまいます。※変化を起こすためには、潜在意識に何かをインプットするのではなく、潜在意識を操縦しなければいけないのです。
と、興味深い前書きから始まります。
「意識ではなく、潜在意識にある考え、信念のほうが現実化する」というのは、よく言われていることで、他の本と変わらないですね。
自己暗示する時の注意点、本音が潜在意識に入っていく
成功を決めるのは学でも才能でもありません。 潜在意識です。
あなたが成功するかどうかは潜在意識を使いこなせるかどうか、ただそれだけです。
自分の声は潜在意識に入りやすいのです。私の知り合いに、「俺は別にお金が欲しくて言っているんじゃないんだよ」というのが口癖になっている男性がいますが、彼は見事に貧乏です。
自分が発する言葉には注意を払い、 マイナスになる発言は控えるようにしてください。
潜在意識にアクセスを試みる者にとって、肝心なのは裏のメッセージだということです。
例えば、「日々健康になっている」と繰り返し言葉に出して自己暗示したとしても、 心の中で「こんなことをしても無駄だ」と思っていたら、文字通り無駄になってしまうというわけです。
これもよくありますね。
「私はモテる」と自己暗示をしても、「いや、もててないし」と本音は思っていたら、
本音の方が暗示として入っていき逆の暗示になります。
なので、暗示やアファメーションをする時は「健康になりつつある」「モテつつある」など、自分が本音で信じられる言葉にするのが重要です。
暗示やイメージで願望実現するのは真実なのか!?
私も、潜在意識や引き寄せの法則の世界だけに、没頭している時期がありました。^^;
その時にこの本を読み、「それはそうだ!」とうなずき、納得をしました。
潜在意識や引き寄せの法則の世界「だけ」を信じてきた人にとっては、少しがっかりする内容になっていきます。
潜在意識ちゃんねるなど、潜在意識の掲示板の「メソッドだけ」をやっている人も、目が覚めるかもしれません。
上位1%の成功者が独占する願望達成法 より
言語の暗示にしろ、イメージにしろ、潜在意識に入った暗示は、 それを現実にしようとする働きがあります。しかし、自己暗示にもイメージにも限界があるのです。
成功を追い求める多くの人が勘違いしていることですが、「自分の願ったことが潜在意識に入りさえすれば、 あとは勝手に潜在意識が叶えてくれる」などと思っています。
「潜在意識に暗示が届けば、未知の力が舞い降りて、奇跡が起こる」
「年収一億円のイメージを潜在意識に焼き付ければ年収1億円の自分になれる」こんな楽観的な考え方をするから成功できないのです。
いくら自己暗示をしても、いくら成功イメージを浮かべても、それだけで願いは叶いません。
「年収一億になる、 年収一億になる」と100回繰り返しても、年収一億円にはなりません。
なぜなら、 年収1億円になる能力は、まだあなたの中にないからです。
暗示イメージも、その人の中にあるものを引き出すことしかできないのです。
成功哲学を勉強している人のほとんどが、毎日、 自己暗示を繰り返したり、成功イメージを浮かべることに熱心で、能力をつけることはほとんどしていません。いくら自己暗示しても、いくら成功イメージを浮かべても、 引き出すものがなければ現実にはならないのです。
願望達成するには、 必要なリソース(素材=能力)を育てる必要が 育てる必要があります。
「暗示もイメージも、その人の中にあるものを引き出すことしかできない」と、この著者は言います。
年収一億円になりたい時は、それだけをイメージするのはでなく、一億円を稼ぐ必要なリソース(素材=能力)を育てようとのことです。
確かにその通りで、もっともですよね。
「自己暗示やアファメーションを繰り返せば、潜在意識に入り現実化する」と述べる有名な本や、それを信じてアファメーションの効力について語る人も多くいます。
私も読んでいますが、有名な本で「信念の魔術」などは、自己暗示や鏡暗示など、暗示の効果について書かれています。
ナポレオンヒルの「思考は現実化する」なども、深層自己説得と言って、欲しい金額を明確に書き出して、それを朝晩読むことを勧めています。
この著者は、いくら暗示をやっても、「自分の中にあるものしか」引き出すことはできないとのことです。
これを考察するために、もう少し本の内容を引用して進めていきますね。
パターン・ニューロン、器が引き寄せている
上位1%の成功者が独占する願望達成法 より言霊や言語の再認識効果でよく例に出されるのが矢沢永吉さんです。
どんな試練にあって、挫折しかけても、「俺はビッグになる」と言い続けたから矢沢永吉さんはビッグになれたのだと言います。
でも、矢沢永吉さんにはミュージシャンとしての類まれなる才能があったのです。
ビルゲイツも同じです。 イメージしたから未知の力が舞い降りたのではありません。
コンピューターに関する優れた知識と技術を持っていたのです。
能力がなければ、イメージしても自己暗示しても何の変化も怒りません。
成功に向けて必要な能力を育てるノウハウです。
お金も仕事も人間関係も、 自分が持っている器のぶんしか手に入らないのです。
自分が持っている器の分は、たとえ嫌がったとしても入ってきてしまいます。もし、 あなたが社長の器を持っていれば、どんなにお金がなくても社長にはなれます。
逆に、 不幸の器を持っていたら、いくら不幸になりたくないと思っていても、不幸から逃げることはできません。
人の行動のほとんどは無意識からなる習慣であり、 この無意識の習慣を司っているのが脳の中にある「パターンニューロン」です。
人間の脳は習慣を作り出すのが得意です。
本人の全く気付かない部分、つまり無意識に確立されたパターンニューロンによって引き起こされる「 習慣」のことです。
幸せも、お金も仕事も、自分の意思とは関係なく、 すべてこのパターンニューロンによって引き起こされてしまうのです。
自分の中にあるものしか、引きだすことができない。
でも、自分の中にある器、パターンニューロンができていれば、自然と持っている器の分を引き寄せるとのことです。
何かを実現するのは、暗示やイメージだけじゃなく、それをやる力や能力が必要かあ。
確かに言われてみれば、そうかも。その力を育てる、身につける必要があるかあ。
要は、 成功したい時は、成功するに必要な パターンニューロン(器)を作ること。
言い換えると、
実行する能力、実現する能力を作ることです。
このパターンニューロンを形成するには、「現実での行動が必要不可欠」だということです。
有名な本のジョセフマーフィーを読むと、「大金を稼いでる姿」をイメージだけしていると、それを受け取るような感じに勘違いしがちです。
恋愛で例えると、女性と付き合ったことがない人が、「女性と付き合っている」のをイメージだけするよりも。
まずは、女性と話せるようになる→ 女友達を作る→ 婚活に行ってデートできるようになるなど。
女性と付き合えるようになる「コミュニケーション能力を育てる」方が、より確実かと思います。
成功するイメージだけではなく、 モテたい時は、モテるような能力を育てる。
成功したい時は、成功する能力を育てる必要がある。
顕在意識の努力と潜在意識活用の両方で願望は実現する の記事で、意識の努力と潜在意識へのアプローチの両方が必要と書きました。
ただイメージだけするよりも、現実に必要な能力を育てる事、現実的な行動は必要不可欠ですね。
瞑想やイメージしているのに叶わない、アファメーションをやっているのに叶わないという人は、「現実的な行動」や「実行する能力を育てる」事が欠けているのかもしれませんね。
自戒をこめての記事でした。