激しい怒りを出した後、だいぶ疲れたことはありませんか?
長者番付で有名な斎藤一人さんのCDを聞いた時、「人が怒っている時は、毒を出している」「怒ってる人が部屋にいると苦しくなる」という事を話されていました。
これは本当だなと思います。
お店で社員同士が喧嘩していたり、夫婦で喧嘩をしてると、そこに来たお客さんは、「この店の空気が何かおかしい」と無意識で違和感を感じて、その場を去りたくなります。
怒りを出すと自分もエネルギーが消耗する
怒りのエネルギーを 自分が出すことで、自分も嫌な気分にもなります。
体が緊張したり、怒りで震えたり、酸素不足になったり、自分の体に負担がかかります。
以前、趣味で知り合った主婦の人で、怒ると常に人を攻撃する人がいました。
怒りを一度出したら、コントロールできなくて、爆発する人もいます。
怒りで人を攻撃してる時に、アドレナリンが出て、攻撃がクセになっている人もいます。
怒りを出した後、どっと疲れるかと思います。
怒った後は、気分も良くないですよね。
人により、怒りの後に無気力になったり、鬱になったりする事もあります。
怒りを自分の中に溜めない、適切な方法で外に出す
怒りを自分の中に溜めないで、自分の外に出すのは大事です。
でも、怒りに身を任せて相手を攻撃するというのは、良くないです。
怒りを適切にコントロールできればいいですよね。
ノートに怒りの感情を書いて出し切ったり、カウンセリングで気持ちを吐き出したり、相手に伝える時に「私はこう感じた」とアイ・メッセージで伝えてあり、このような方法で、適切に自分の外に怒りの感情を出すことができます。
怒りをぶつけあう男女も多い
カウンセリングに、付き合っている男女のケンカ、夫婦の喧嘩のご相談でいらっしゃる方もいます。
付き合ってる男女や結婚されてる人で、パートナーにただ怒りをぶつけるという人も割と多くいたりします。
「身近な相手だからこそ、つい言ってしまった」と怒りだけをぶつけてしまうパターンです。
・彼女からのヒステリックの怒りに耐えられない
・旦那に対して怒ってばかりいる、長年の怒りが出てくる
・旦那が話を聞いてくれないので、ますます怒りばかりが出てしまう
・話し合いじゃなく、ケンかはいつも怒りをぶつけ合ってしまう
・怒りの出し合いで、話し合いはできない
・別れる寸前、離婚寸前になってしまった
など、このようなケースがあります。
その後は、怒りをぶつけられた方もたまったもんじゃないので、話し合いにならなかったり、怒りの出し合いの喧嘩が重なり、別居や離婚となる人も多くいます。
怒りをぶつけられた方にも影響がある
怒りのエネルギーは、怒った方も消耗しますが、怒られた方にも多大な影響があります。
怒られた方は、当然、嫌な感情を持ちます。
「自分が悪かった」と冷静に反省して、相手を許して、言ってくれた人に感謝できるなど、肯定的に受け止められる精神的に大人の人というのは稀です。
男女のカウンセリングをしていて、反省して、相手に感謝できる精神的に成長されてる方もいらっしゃいます。
そういう方が相手だと、 話し合いもできて、関係も改善していくことができます。
でも、 何度も怒られていると「私がダメだ」と自分を責めたり、傷ついてしまいます。
無気力になってしまうこともあります。
「あなただって、そうでしょ」と、相手の欠点を見つけて、相手を攻撃することもあります。
傷つくので、当然相手を責めたり攻撃する気持ちも出てきます。
お互いに怒りの出し合いは、エネルギーを消耗するだけです。
怒りをぶつけあい、ののしり合い、相手を否定するだけの文句の喧嘩は、どんどん悪い方に行き、別れや離婚となる場合もあります。
いつも怒っていると、脳にそういう回路ができ癖になってしまいます。
だからこそ、怒りのエネルギーの性質を知り、適切な開放方法を体得するのも大事です。
カウンセリングで話す事で、怒りや悲しみの感情も、手放していく事ができます。
カウンセリングの対話の中で、自分のこれまでの怒りの癖やパターンに気が付く人もいます。
いくつかの対処方法を実践する事で、怒りのエネルギーを適切に開放できて、新しいパターンを作っていく事もできます。
引き寄せの法則を実践していく上でも、怒りや憎しみの感情を手放していく事は大事です。